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「流浪のヴィーナス」ローリー・フォスター villagebooks

わたし的には、微妙な作家ローリー・フォスター。
ストーリー設定も、人物設定もたいがい好みなのに、いまひとつものたりなくて、毎回おもしろく読むものの、「よかった~」、とはならない。
文庫初邦訳の「秘めやかな約束」は、そんなローリーを見直させてくれた作品。でも、次作の「一夜だけの約束」は、やっぱり、ビミョーで、今作も読もうかどうしようか迷っていました。

<あらすじ>
ゼーン・ウィンストンは、隣で占いの店を営むタマラから「あなたがほしい」とあからさまな誘いをかけられる。実は、以前からタマラがほしくてしょうがなかったゼーン。けれどいままで、女達から縛られることなく楽しんできたゼーンにとって、これほどに、とりこにさせられるタマラは忌々しい存在。意地をはって断るが、タマラが店を売ろうとしているのを知り、自分のぺースに巻き込もうと、タマラの家へ乗り込んでいく。

まあ、ようするに、プレイボーイが意地はって、夢中になっちゃったのを否定してたのが否定しきれなくなって、手のひら返して、絆を彼女に認めさせようと、あの手この手(とゆーか寝技)で迫るお話、かな。よくあるローリーのメロメロヒーローですな。
今回は、キャラ設定のせいなのかどうか、わたしとしては読んでよかった、と思った作品。いつもとたいして変わらないパターンなんだけどね。だから評価の★三つは、よい意味での評価です。
事件はちょっと不要かなぁ。単に、口実として使われているだけみたいなので、日誌とのからみもとってつけたよう。なくてもよかったのでは...
いとこのジョーの話も刊行予定(やっぱり相手はルナだよねぇ)だそうですが、やはり、兄弟たちの短編もまとめてだしてほしいですねー。某社のように、短編をそれぞれ1冊にして出すなんて言うのはやめてほしいなぁ。

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